2016/11/25
訳あり物件
日本に一時帰国する前、引越しの話が持ち上がった。
いつか持ち家を建てたいと思っており、その方向で話が進んでいたのだがドイツは分業のため家を建てるとなると、同時期に何社も掛け合わなければならず大変らしいのだ。
旦那も来年から会社の傍学校に通い始める。
もう少し後にしようと、話は流れた。
そんな時に入ってきたマンションの空室情報。
街の中心部からは若干離れるが、今より20平方メートル大きいのに家賃は安くなる。現住人が逮捕され、これから刑務所に入らなければいけないため空室になるのだという。
ほ、ほう…まぁいい、とにかく見てみようと見学に行った。
マンションに入り3階のその部屋の前までたどり着くと、 玄関のドアが無造作にガムテープで補強されているのが目に入った。
聞くと、救急隊員が駆けつけた時鍵が閉まっていて入れなかったためドアを壊して入ったその名残なのだと。一体何があったんや…
中に入ると、住人の私物はそのまま置いてあり家はカオスそのものだった。
家賃を払っていないため電気、暖房は止められており暗くて寒い。
至るところに服が山のように置かれている。
部屋の一つには「パパ愛してる」と子供が書いたであろう絵が飾ってあった。
おいー!子供がおるのに何をやってんねん…
私としてはまた数年後引越しをする羽目になるなら、このまま今の家に住み続けたいと思っていたのだが旦那の強い希望もありこの部屋に引越しすることに決めた。
12月1日に現住人が退去予定なので、私たちもそれに合わせて今の家を出ることになっている。
しかし、聞くとここしばらく住人と連絡が取れないというのだ。家の中のものも、もちろんそのままだ。本日11月24日。12月1日までもうあと1週間と迫っている。
そんな中旦那は新しいソファを買うと言ってネットサーフィンに忙しい。
全く呑気なものである。
この1週間でどうにか事が動くのを願ってやまない。
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