2016/05/30

サーカス象”タイク”から学んだこと。




今日、Tyke Elephant Outlawと言うドキュメンタリーを見ました。



1994年ホノルルで開催されたサーカスで象のタイクが調教師を襲い、外へ逃げ出し最後は射殺されるというとてもショッキングなものでした。
受けた銃弾は80発以上だったそう…








最近サーカスシーズンが訪れたのかドイツのあちこちの街でサーカスを見かけるようになりました。


昨日は、うちの隣に”サーカスで働く動物にエサをやるために募金をお願いします”と、ピエロが立っていました。最初に見かけたのは朝8時、お昼もまだ居て、17時に外に出たらまだ同じピエロが立っている!!


ドイツ語も英語も通じなかったけど、唯一分かったのはピエロの彼はモルドバ出身だということ。
モルドバはヨーロッパの中でもかなり貧しい国だと聞いたことがあったので、その時は彼に頑張って欲しい一心で2ユーロコインをあげて頑張ってねと伝え、その場を去りました。


そんな昨日の出来事があってから見たこのドキュメンタリー。
何でよく考えもせず募金してしまったんだろうと後悔の念いっぱいで見終わりました。
頑張ってねじゃないわ!
たかが2ユーロ、されど2ユーロ、私も動物虐待に加担した加害者じゃないの。
あまりに責任なく募金してしまったこと、、今でもモヤモヤするけど今後募金をするときは、もっと責任を持って募金しようと心に誓いました。










象のタイクの悲劇をきっかけに、世界ではサーカスでの動物使用を禁止しようという流れが強まり20カ国以上、300以上の市や地域での禁止が決まりました。


驚いたのがドイツは動物の権利にとても厳しい国のイメージなんだけど、サーカスでの動物使用は認められているということ。飼育環境は定められてるんかな?それとも野放し?!
去年散歩途中の男性がサーカスから逃げ出した象に殺されるという事件も起きています。


小さい頃、たまに来るサーカスが楽しみで仕方なかったっけ。
そこで貰える下敷きを大事に使っていたのを思い出しました。
動物のショーもあったけど、その時は動物がチェーンに繋がれて劣悪な環境で生活している事や望まないトレーニングをさせられてる事なんて考えにも及ばなかった。



とにかくとにかく、一刻も早く世界中のサーカスから動物がいなくなることを願って止まないです。
そして、うちのハムスター達(実はもう1匹飼い始めた)がいい人生を送れるよう全力でサポートしようと改めて思いました。

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