2017/02/20

血まみれの日曜日

お久しぶりです!
約3ヶ月振りになりますが、この3ヶ月間の話は追い追い書けたらと思っております。あるネタと言えばグチばかり、タイトルもそろそろAnother Skyから愚痴ブログかなんかに変更した方がいいのかもと思っています。
今年もよろしくお願いします。


さて、義父はいま車で1時間離れた街のリハビリ施設に入っている。先月いきなり歩けなくなり、そのまま骨髄の手術を受けたからである。
訪問者は誰でも泊まることが出来ると言うことで、義母は時間を見つけては泊まりに行っていた。
今週も木曜から泊まりに行っていた義母だったが、そこで義母は度々鼻血が止まらくなる事態が起きていた。そんな状態で車の運転は危険なので、日曜の今日私と旦那の2人で迎えに行き帰りは車2台で帰ってきた。


義母を家まで送り届け、さぁご飯を作ろうというとき、義母から鼻血が止まらない、救急車を呼んでくれと電話がかかってきた。
旦那は救急車を呼び、私達は再び車に飛び乗った。


救急車が来たらすぐ家の中に案内出来るようにと旦那を先に車から下ろし私は駐車場へと車を走らせた。
車を停め義母宅へ走ると家の前に救急車が停まっているのが目に入った。"義母はいるか?"と駆け寄ると、救急車の中には着替え中の救急隊員2人のみ、義母の姿はない。怪訝そうな顔で、"居ない"とだけ言われ状況が全く読めずとにかく義母の家の中に入ることにした。義母は白い顔で洗面所に立っており、シンクは血で染まっていた。


どれ位待っただろうか?
やっと上がってきた救急隊員はビニールを被りマスクを付け、これからガス室にでも入るかのような完全防備でゆっくりと歩いて入ってきた。これの為に着替えていたのか、、
そして義母が一通り状況を説明し、その間救急隊員はめまいはするか?など質問はするが何をするでもなく話を聞くばかり。しまいには何をしたらいいか分からないと言い結局義母を触ることなくそのまま病院へと向かうことになった。


私達はそのあとを追いかけ病院へと走った。
救急の受付には看護師と思われる女性3人が雑談しており、私たちが今運ばれたものの家族だと言うと、じゃあそこの待合室で待てと言いまた雑談へと戻った。


アゼルバイジャン出身という医師はとても親身で、度々義母の様子を見に何回も来てくれた。ヴュルツブルグまで行けば専門医が診てくれるとの事だったが、そこまで行くにもまた1時間。鼻血も止まったので家に戻り明日まで様子を見ることとなった。


やる気のないヤツや無愛想な接客には普段から慣れているつもりだったが、それが医療関係者だとこんなにもダメージを受けるものか。
ただでさえ不安でいっぱいでとにかくすぐに助けて欲しい、そんな時になぜ少し急いではくれないか?
なぜ笑顔や同情の一つもくれないか?


また何かあればすぐに救急に向かえるよう、今晩は義母宅に泊まることにした。何事もなく朝を迎えたいと願うばかりの日曜の夜である。

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