2017/02/22

引越しと難民と



あれから何事もなく朝を迎えた。
朝一番、耳鼻科に行ったが血が止まっている状態では何も出来ることはないとすぐに家に送り返されてしまった。
何が原因だったのか、、内臓系でなければいいのだが。

義父も義母も、もう若くはない。
これからこんな事が増えていくのだろう、そして旦那の兄弟2人はどちらも離れた街に暮らしているので私たちがメインとなり動かなければならない。
この一件を経て初めて親の介護を考えたのであった。




さて、話はさかのぼるが訳あり物件への引越しを決めた私たち。
その後無事住人と連絡を取ることができ、オーナーと旦那の立会いのもと引き渡しも無事に行われた。ゴミやたくさんの私物はそのまま、壁は穴だらけで掃除もされていなかったが、連絡が取れただけでいいとするのである。

さあ、これで安心して引越しが出来るとなった時、別の問題が浮上した。
私たちが引越しした後の部屋にはアフガニスタンからの難民一家が入ることが決まっていたのだが、どうやら一家が現オーナーに家を出る旨を伝えたあと家の暖房を消されたらしいのだ。
11月末のドイツ、夜なぞ毎晩マイナスである。1歳の子供もいると言うのに誰がそんなひどいことを出来ようか?と言うことで一刻も早く引越しを終わらせ家を引き渡すぞ、と言うことになったのである。

一家は3人で一年半その物件に住み部屋の大きさは7平米、畳にすると4畳ほどでキッチンとトイレは共同。
オーナーは約30人ほどの難民に部屋を貸し出し、月に2万ユーロ(約240万)の収入を得ていると言う。聞くと他にもベビーカーを壁に叩きつけられた事があるなど、一家はオーナーから嫌がらせを受けていたと言う。何をもって嫌がらせをするのか、オーナーの真意は分からないままだ。


こうして、予定よりかなり早く引越しが完了した。

0 件のコメント:

コメントを投稿